これは、あふみの一団員である「しーちゃん」による『おんがく雑記帳』です。

1999年

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2001目次


 
2001.12.15     おぺらった!?
 
2001.12. 9     天から声が・・・
 
2001.11. 8     アッティラ・ワークショップ
 
2001.10.28     文芸セミナリヨ
 
2001.10.14     いなかのむすめらが
 2001.10. 6     まちがいはだれにでも
 2001. 9.17     江州音頭
 2001. 9.16     「マルタ」
 2001. 8.17     鳴く
 2001. 8.12     アンサンブルコンテスト
 2001. 8. 9     一番良い声で
 2001. 8. 5     真夏の怪談
 2001. 8. 4     スキスキ・ソング
 2001. 8. 1     7月29日の練習
 2001. 8. 1     長電話
 2001. 7.28     3度目の宝塚(聴くだけ・・・)
 2001. 7.26     みがきあげたい
 2001. 7.23     どうも、ご無沙汰しておりまして

 おぺらった!?

2001.12.15(土)    

  少し前の話。

  仕事をすると言ったわたしをおいて、夫は子ども達を連れて、コンサートに出かけた。

 あふみに新しく加わってくれたバーバラのロビーコンサートである。

  帰ってきた子ども達に

 「お帰り、どうだった?」

 と尋ねると、長男が

 「楽しかった!トトロの歌も歌ってくれやったで!」

 と興奮している。次男は続けて得意そうに言った。

 「お母さん、おぺらって知ってるか?おぺらの歌も歌ってくれやったで!おぺらだけじゃ

 ないで。おぺらったもあるんやで!」

 「おぺらった!?」

  一瞬の沈黙の後、「オペレッタ」のことと理解するまでに、オバケのQちゃんの弟を思

 い浮かべた母であった。

  ちなみに、彼は、学習参観で「からだのべんきょう」(性教育のこと)をしますと予告さ

 れ、悩んだだあげく、

 「お母さん、からだのべんきょうってなにするん?お母さん前からだのべんきょうのとき

 (胃検診のことらしい)朝ご飯食べんかったやろ。ぼく、明日、朝ご飯食べていったらあ

 かんの?」

 と泣きそうな顔で聞いたやつである。

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  天から声が・・・ 

                   2001.12.9(日)

  しーちゃん@期末処理真っ最中です。あふみのクリスマスコンサートが再来週末に迫

 り、何やかやと忙しくなりそうなので、いつになく仕事がはやいと我ながら感心。昨日8

 日夜、ESTのコンサートに行きたかったのも大いにある。

  あふみの練習の後、津まで高速で(あるところだけ)すっ飛んでいった。始まった途端

 に、ほーっとため息が出た。美しい。天から声が降ってくる。どの曲も洗練され、どこま

 でもどこまでも天に昇る心地。実は、連日の睡眠不足で体調が良くなかったのだが、聞

 き終わったらずいぶんよくなっていた。

  教訓・・・よい音楽は病も癒す。

  ついでながら、今年の運動会で「ソーラン節」を踊った上の子は、2度もソーラン節を

 歌ってもらい、ゴキゲンで座りながら踊っていました。

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  アッティラ ワークショップ 

                   2001.11.8(木)

  また風邪である。秋から冬にかけて、喉の調子をいつも崩してしまう。絶対に風邪をひ

 かない方法はないのだろうか?

  4日、びわこホールで行われた「アッティラ」のワークショップに参加。大ホールのステ

 ージに椅子を並べ、演出・衣装・大道具担当者の裏話を聞く。話の内容も興味深かった

 が、本番前にステージに上がれるなどという試みも大胆である。最前列だったので衣装

 を付けた役者さんが前に勢揃いしたときは圧巻だった。

  次に子ども達も連れて行く予定の「魔笛」でもやってほしいなあ。

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  文芸セミナリヨ 

                   2001.10.28(日)

   今まで歌った中で、最高に気持ちよく歌えるホール!というのが第一の印象。開始

 前にはパイプオルガンに触れるという貴重な経験もさせていただき、女声メンバーはバ

 ッハの曲なんぞを弾いて大喜び。客席で聴いていると、響きが上等にミックスされて非

 常に心地良い。こんなホールが、つくづく湖北にも欲しいなあ。

   今日はこのセミナリヨのホールを、借り切った。残念なことに全員が揃わなかったし、

 現メンバーの声もこなれていなくて、録音という目標はいまひとつ達成できなかったが、

 クリスマスコンサートに向けて、音楽を遠くに届けるという大切な練習ができたと思う。

   

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  いなかのむすめらが 

                   2001.10.14(日)

  あふみにまた新メンバーが加わった。前々から女声の補強は課題だったのだが、

 念願のソプラノにバーバラ、それにアルトにはしらゆき。

  これからみんなの声をしっかり練り合わせていけるようがんばりたい。

  さて、今日もかろよんの話。先日、あるテレビ番組の中で、「夢見たものは」の詩を

 朗読するシーンがあったそうだ。その際、イメージ映像が朗読にオーバーラップしたら

 しいのだが・・・

 かろよん「『いなかのむすめらがおどりをおどっている』って、どんな踊りだと思います?」

 しー「『青い鳥』がでてくるんだから、フランスとか、スイスとか外国のフォークダンスみ

   たいなやつじゃないの?」

 かろよん「それがね、花笠かぶって、浴衣来て、阿波踊りのような盆踊りのような・・

   輪にはなってるんだけど・・・」

  な、なぬ!?盆踊り!?それは衝撃的な映像として脳裏に焼き付き、「エビフライ」の

 ごとくに私の歌を妨げるであろうと予想される情報であった。

 

夢みたものは・・・ 立原道造

夢みたものは ひとつの幸福

 ねがつたものは ひとつの愛

 山なみのあちらにも しづかな村がある

 明るい日曜日の青い空がある

 日傘をさした 田舎の娘らが

 着かざって 唄をうたってゐる

 大きなまるい輪をかいて

 田舎の娘らが 踊ををどってゐる

 告げて うたってゐるのは

 青い翼の一羽の小鳥

 低い枝で うたってゐる

 夢みたものは ひとつの愛

 ねがつたものは ひとつの幸福

 それらはすべてここに ある と

  

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   まちがいはだれにでも

                   2001.10.6(土)

  まちがいは誰にでもあるものである。

 先日のタカラヅカで聴いた「Takeda Lallaby」に挑戦している。この曲、つまりは「竹田の

 子守歌」なのだが、Kings Singersの歌った中の一曲ということで楽譜はローマ字で歌詞

 が書かれている。

  各々日本語に書き直したのであるが、ふと、隣を見て我が目を疑った。隣のかろよん、

盆から先」を「ぼんくら先」と書いていたのである。

 「かろよん・・・『ぼんから』・・・」

 かろよんは「はっ」と息をのんでその部分を掌で隠し、私は笑い転げた。

  いやぁ笑ってごめんな。

  かく言う私、中学生の時、「木々の青さが光り」という歌詞を、「詐欺の青さが光り」と

 信じ切って大声で歌い、隣の子に指摘された前歴を持つ者である。

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  江州音頭

                   2001.9.17(月)

  一年に一度、私の職場が音楽で溢れる季節でありますよ。

  溢れる、というような生半可なものではなくて、スーパーだったらご近所から苦情が来る

 くらいの大音量で、しかもほぼ一日中、その上時には怒りの声が混じるという状態であり

 ます。

  昨年の教え子達とは、この時期、昼休みになるとほぼ毎日、踊っていた。今年、担当を

 変わったのだが、ビートのきいた音楽が彼らの部屋から流れてくると、つい、ふらふらふ

 ら〜っとのぞいてしまっている。そして、彼らは、丁寧に今年のダンスを教えてくれるので

 ある。

  「江州音頭」という、滋賀県では盆踊りとしてスタンダードである曲を、思いっきりアップ

 テンポにアレンジしてある。どれくらい違うかというと、原曲での

 「はぁ、そりゃあぁぁよぉいとよぉいやまっかぁどっこいさぁぁのせぇぇ」

 というかけ声が、

 「よいとよぉいやまっかどっこいさのせ!よいとよいやまっか、よいとよいやまっか、よい

 とよいやまっかどっこいさのせ!ハッ!」

 という感じに変化するのである。

  だいたい、太鼓やら、ラテンやら、民族音楽系のノリの強い音楽に私はとても弱い。ジ

 ャズの後うちリズムも同じで、勝手に体が動き出してしまう。それはベースの踊りなんか

 よりもっと気合い入ってますです、はい。

  同じ職場の後輩と一緒に、あのノリのいい子らを集めて、踊り狂うクラブを創ってやろう

 と目論んでいる昨今である。

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   「マルタ」

                  2001.9.16(日)

  15日、びわこホールで県民オペラ「マルタ」を見てきた。久しぶりのオペラだし(「群盗」

 以来!)、ご近所のバーバラさんが出演されることもあって、とても楽しみにしていた。

  席は三階の横の方。子連れだから、他のお客さんにそれほど気を遣わなくてよいよう

 にと考えてとってもらった席だ。斜めにステージを見下ろす感じ。

  「県民」と言っても本格的で、演奏も演出も充分堪能した。ただ、子ども達はと言えば、

 話の内容や演奏より、珍しい楽器や大がかりな舞台に興味があったようだ。子どもと一

 緒にオペラを見に行ける日が来たんだなあ・・・と感慨を深める母の傍らで、ご褒美のお

 茶タイムには、ジュースやケーキを奪い合う子らであった。

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   鳴く

                  2001.8.17(金)


  今年初めてのこおろぎが我が家の庭で鳴いた。

  我が家は、新興住宅地で、引っ越してきた頃は田圃の真ん中で、夜になると蛙がうる

 さいくらいに鳴いた。同じ新興住宅地(だった)夫の家は、早朝に山鳩が「ドート゜ミ♭ー

 ミ♭レェgriss」と鳴く。少し暑くなるとミンミンゼミが鳴いていた。あまり我が家では聞かな

 い声なので、少しの間聞き入ってしまった。

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  アンサンブルコンテスト

                  2001.8.12(日)

  発表の瞬間は、悲鳴でも、歓声でもなく、安堵のため息だった。

  11日に行われたアンサンブルコンテストでは、金賞をいただいた。でも、審査員のM

 先生のおっしゃった「差はない」というのは本当で、どの団が金でもおかしくなかったと思

 う。先に用事で帰っていた会長は、知らせを聞いて

 「ほんまか!?あかんと思てた!」

 と驚き喜んでいたそうだ。おそらく、あふみのみんながそんな気持ちだったと思う。

  Ave verum は、私達のデビュー曲。結成して最初のステージ(合唱祭)で歌った。その

 時初めて、私は本格的にルネサンスの宗教曲を歌った。Pange linguaは、去年の合唱祭

 で歌った。良い曲を歌い続けることの大切さ。

  でも、実はどちらの曲も、女声メンバーは同じでない。

  比較的安定した男声陣に比べ、女声の物足りなさや支えの弱さを指摘してもらった。

 私も、緊張のあまり喉がカスカスして思った通りに歌えなかった。もっとも、数日前に、

 一ヶ月間の練習をほぼフイにするようなことをやっているんだから、当たり前。

  メンバーそれぞれに、お盆前の帰省や就職試験や行事やら諸々の予定がある中で、

 そろって出られたこと。一緒にやってきた仲間が一緒に出られることへの感謝。

  審査員の先生の助言が聞けたこと。客観的に判断してもらうことで、今後どうしていけ

 ばいいか考えることができる。

  競う、と言うと互いの団のプライドをかけた勝負のようになってしまうのは嫌だった

 が、Coro EstrelaさんやEver Greenさん、それに遠路はるばる聴きに来て下さった

 Medieval Voiceのとみ〜さんとお話が出来たこと、はずかしうれし。

  今日は、ギャグはなしです。

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  一番良い声で

                  2001.8.9(木)
練習していたら、ネコのシュガーが耳をひくひくさせて足を囓り

 に来た。うるさいからやめろ、という抗議らしい。

  前回の日記を見て、ソプラノの発声について助言してくれたMさん、ありがとう。シュ

 ガーに足を傷だらけにされても、私はあなたのアドバイスを実践すべく、洗面所で練習

 をしました。(何で洗面所かって?それはご近所に迷惑にならないようにです。)

  あなたのアドバイスで、今まで音量を出そうと少し気張りすぎていたことに気づきまし

 た。明後日には、他の誰でもない、私の一番良い声で歌えるよう(あと少ししかないけ

 ど)努力するね!

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  真夏の怪談

                  2001.8.5(日)

  涼しくなる方法がありました。

  筆者の今のカオをば、暗いところで懐中電灯でもって下から照らせばよいのでした。

  何にかぶれたのか、5日ほど前から左目周辺と首筋がただれて腫れ上がり、「東海

 道四谷怪談」の世界。おかげで、楽しみにしていた同僚との旅行もキャンセル。今日は

 夫と子ども達が安土のセミナリヨまでパイプオルガンを聴きに行っているが、それもパ

 ス。一歩も外へ出ず、ひたすら塗り薬と内服薬で快復を待つ。

  でも、もっと怖くなる方法があったんですよ。(声をひそめて、怪談百話風に読むこと)

  アンサンブルコンテストを一週間後にひかえた最後の練習録音を聴くという・・・。コン

 テストが恐ろしくなって、背筋が寒くなること、請け合い。

  だいたい、ソプラノの音が下がり気味、がさつ、表現力不足、アタマをがりがりと掻き

 むしりたくなるくらいひどい。ベースが踊れるようになった、なんて喜んでいる場合じゃな

 かった・・・・・・。

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  スキスキ・ソング

                  2001.8.4(土)

 暑い!!どうなっているんでしょうか、この暑さ。(ちな

 みにこれを書いている部屋は34度ありました)クーラ

 ーのない仕事場で、くらーっとするってか!?ああっさ

 むいはずなのにちっとも涼しくならないのが悲しい。

 少し戻って、合唱祭に向けての練習で一番よかったことは何かわかりますか?

 答えは、「ベースが、踊れるようになったこと」

 あふみのベースは前からSじT郎のように歌っていると私は思っていたのですが(ベース

 のみなさん、失礼。)HPの審査員評を見てもらってもわかるように、何とスキスキ・ソン

 グでのベースの踊りがウケたわけですよ。別のところでは、「みなさん、楽しい曲なのに

 じっとして歌ってちゃだめですよ。」などという爆弾発言も飛び出したくらい。

 この変化はあふみの今後に何をもたらすのであろうか?大いに期待するところでありま

 す。

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   長電話

                         2001.8.1(水)

  あふみには同じ名前(漢字も!)の者がいる。アルトのふーちゃんと私である。彼女と電話

  すると必ずと言っていいくらい長電話になる。あふみを立ち上げるときから、どういうふ

  うにやっていこうとか宝塚にいつか出たいとか、コンサートの打ち合わせとか、そういっ

  たことをお互いにとめどなく話すものだから、今日はついに子ども達からも

  「長い電話〜!!」

  と、指摘されてしまった。

  あふみの発展を目指すために、おかーさんはがんばっているのだぞ。

  夫どの、電話代、よろしくね。

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  7月29日の練習

                         2001.8.1(水)

  宝塚のコンクールを聴いてから初めての練習。「インテンポで」というフィリップ先生の助

  言をもとに練習してきたが、どうしてもぎこちない。パンジェリングァの最後など、もたもた

  しているので、まさしくereison!という感じ

  あまりにインテンポにこだわると、曲の生き生きした感じが出なくなるんじゃないか、とい

  うことで、少し幅を持たせることにした。「アンサンブルは互いを見ながら」という助言は絶

  対に捨てられないが。(ソプラノからあつーい視線を送っているのですよ。)

  ところで、帰ってきたら何か虫に刺されていて右足がひどく腫れた。母に見せたら

  「アブか蜂にやられたんとちゃうか。」

  そんなのにやられたらわかるくらいの若さはまだ持っていたつもりですが・・・。それにして

  も、かゆい。

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   3度目の宝塚(聴くだけ・・・)

                  2001.7.28(日)

  3度目の宝塚でありますよ。

  聴くだけ、ですが。

  今年は二人の子連れだったので、混声はオックスフォードを除いて全部、女声の休憩

  後を聴いた。(なんでオックスフォードだけ聴いてないかというと、子どものトイレのせ

  い!)

  混声は実力拮抗といった印象を受けた。ソプラノなのでどうしてもソプラノに耳がいく。

  すーっとのびてくる声、煌びやかな声、豊かな声、いろんな声があるけど、今日は、演

  奏を聴きながら、道の遠さにめまいがしそうだった。

  あのパイプオルガンの下で歌える日は果たしてくるのかなあ・・・

  明日は練習日。

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  みがきあげたい        
                     
↑ある日の夕暮れ太陽が双子に。

 2001.7.26(木)

  公開レッスンは、指導者を持たないあふみが初めて指導を受けるという

  大切な経験になった。私は、テンポをこねくり回した演奏への警告、表現

  の工夫など示唆から、思いこみを砕くことができた。

  タリススコラーズの演奏を聴きながら、「あふみの音」をみがきあげてああ

  いう音にしたいなあという思いがふつふつとわいて出た。以前から、ルネ

  サンスの宗教曲に向いた音色とMr.調律中にも言われていた。実感が

  なかったのだが、その意味が、すとん、と体の中におちた。

  そのために私がすることは・・・充分寝て喉の調子を整えること、かな。

  だって夏休み、ラジオ体操があるからいつもより早く起きないといけないん

  だもん。おまけに昨夜は「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」がおもしろく

  てついつい読み耽ってしまった。

  あああ先は遠い。

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       どうも、ご無沙汰しておりまして。

 2001.7.23(月)

  暑中お見舞い申し上げます。

  (ちゅうのもどうかというらい、ごっつぅ久しぶり)

  久しく書いてない間に、あふみにとって大変重要な行事や出来事が目白押しだった。

  (ほぅいぅのを書くのが日記ちゃうんかいな。)

 

 実はニャア・アレクサンドルの
 なづけおやちゃんから

  「このごろ更新してないやろぅ。」
 と指摘された。

  「あふみ日記」ファンの皆さん、
 (ほんなん、やぁるかいな)
 ごめんなさい。
 怠け心を入れ替えて書きます。

 今までのことも思い出して。

  でないと現在進行形のあふみに追いつけなくなってしまう。

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